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渡戸稲造(1862〜1933)

新渡戸稲造が初めて「武士道」を発表したのはアメリカのペンシルバニア州であった。1891年(明治24年)にアメリカ人女性メアリー・エルキントン(Mary P. Elkinton 日本名:万里子)とフィラデルフィアで結婚している。メアリーは、夫に遅れること5年後の1938年9月23日、療養していた軽井沢の別荘で死去した。子どもは生後間もなく夭逝(ようせい)するなど子供運にはめぐまれなかった。

彼の著書「武士道」は日本語をはじめ世界中の言語に翻訳されている。小生は岬龍一郎訳「武士道」から多くを引用している。興味のある方はPHP文庫の「武士道」を読まれたし。

本書について〜 かっての日本には、わが国固有の伝統精神があった。その一つが武士道である。それは新渡戸稲造が1899年に英文で「武士道」を発表し、世界的な大反響を巻き起こしたことでもわかる。本書はその現代翻訳である。発刊当時の明治期と同様、現代の私たちは急速な国際化の中で、日本人のアイデンティティを見失いつつある。「日本人とはなにか」を問い、倫理観、道徳観を見直すことができる格好の書である。

 

 

 

 

 

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